小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

その可能性に惹かれて

みなさん、こんばんわ。

 

今、大学時代に戻りたいなと思っている。戻って、いろんな演劇に触れたかったなと思っている。いや、今から触れたらいいじゃないかとは思うけれど、そうじゃなくて、大学の時の演劇に対してまっさらだったこそ体感できたものがあったんじゃないかと思って、そのわからない可能性に気持ちが惹かれてしまうのだ。

 

僕は大学で演劇をはじめて、なので自分の中の演劇といえば大学でやるものがほとんどを占めていて、それ以外の世界をよく知らなかった。大学に入るまで舞台を見ることもほぼ無かったし、蜷川幸雄野田秀樹も知らなかった。

 

大学3年くらいで大学以外で活動もするようになったけど、それでも舞台を見る回数やワークショップに参加する回数が増えたりしたわけじゃなかった。学生割引とかあって安く見れたのだからもっと観劇したらよかったのに。サークルに届いていたワークショップのお誘いもあっただろうに。惜しいことをしたなぁ。

まぁ大学卒業してからも演劇をしようとは考えていなかったからあの現状で満足だったけれど、もしもっと熱を入れていたらどうなっていたか。新たなもの知る高揚感を、今とは違った形で感じていただろう。その感触はちょっと興味があるのだ。

 

そうやって過去を懐かしみ羨む気持ちを抱いているのだから、少しはそこから気持ちを引っ張って今に還元していきたい。今をしっかり生きねばと自分に念を押す。