小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

イマジネーションの力

みなさん、こんばんわ。

 

今日書くブログ内容、もしかしたら前に書いたことがある内容かもしれない。おんなじようだったらすみません。前に何書いたか把握できていない。。

 

「三つ子の魂百まで」という言葉があるけれど、ほんとその通りだなと思っている。

 

僕が今演劇をやっているのは、小さい時に見たディズニーの影響が強い。ディズニーのあのエンタメ性はもとい、あの誇張された展開や動きや画の作り方に、何か現実とは違うものへの憧れを感じた。想像力のすごさというか、イマジネーションの力に魅了された。それと同時にディズニーは、誇張ゆえに浮き彫りになる現実をシニカルに捉えているようにも見え、何か子供が見てはいけないものを見ているようで、その部分にも魅力を感じていた。そんな非現実な世界の深みにどうしても辿り着きたくて、僕は実際に演じるということをしているのだと思う。

 

ディズニー作品って、そんな小難しい要素で成り立ってないように思える。とっつき易いというか、なんの気無しに見れてしまう気軽さがあるように思う。まぁ子供が楽しめるようにってことだからね。だのに、急に現実的な部分を、現実の暗い部分をすっと挟み込んできたりして、しかもわかりやすい要素と要素でその暗い部分を挟んで見せてきたりする。見ている時は気付かないのに、後になってその暗い部分が胸に居座っているのに気付いたりする。そんなディズニーの、善人面した悪戯っ子、みたいな部分を子供の時に浴びていたので、気が付けば妙にひねくれた、不意に苦味の感じられる作品が好きな大人になった。

 

なので、芝居をするってことにおいても、どんな芝居をしたいかってことにおいても、僕の礎はディズニーだ。別にディズニー全肯定じゃないし、ディズニーならなんでも好きってことでもないんだけど、自分の原点を探ると小さい頃見たディズニーにたどり着く。

 

それがわかってどうとかではないのだけど、自分はどんなやつだってのが少しはわかっていたら、ちょっとは生きやすくなるなと思ったのでした。