小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

くたびれた遊園地に

みなさん、こんばんわ。

 

コロナ禍にあって気軽に旅行に行けない今日この頃。これから新型コロナの流行が収まってきたとしても、よっしゃいっちょ旅行に行きますかと、これまでのような気軽さで行けるようになるにはもう少し時間がかかるだろうな。

 

じゃあ旅行に行けるよーってなったとしてどこに行きたいか。ちょこちょこ考えるのだけど、今日ふと、昭和の空気香るくたびれた遊園地に行きたいなと思った(言い方がちょっとよくないけどね)

 

遊園地なら東京から日帰りで行けるとこはいくつかある。でもそうじゃなくて、ちょっと足を伸ばさないとならないような、気軽には行けないような距離にある遊園地に行きたい。

 

ディズニーランドとかUSJは好きだけど、そういう世界観が出来上がっている遊園地でない、コンセプトどうなってんの、みたいな昔ながらの遊園地は、子供のころを思い出すのかひどく落ち着く。

 

さいころよく、富士山そばにある「日本ランドHOWゆうえんち」という遊園地に遊びに行った。今は「ぐりんぱ」という名前になっているらしい。その遊園地は、1970年代に作られたものなので、僕が遊びに行った当時ですでにくたびれていた。お客様も少なかったし、富士山そばだからよくガスっていて、お世辞にも明るい雰囲気とはいえなかった。そのいけてない感じが子供心に好きじゃなく、好きだったアトラクション、とても長いコースを走るゴーカートがなかったら行きたいと思っていなかった気がする。そんなよくないイメージがあったその遊園地も、今思い返せばその完成されてない、肩肘張らない様がむしろいいなと感じたりもする。過去だから美化されているとしても、ディズニーとかとは違う、ある意味生活感が染み付いたその遊園地は、どうやら僕の心にいつまでも残っているようだ。

 

なのでそういう、くたびれで生活感が滲み出ちゃっている遊園地に出会うと、子供の頃が思い出されて落ち着く。

 

どんなに良い風に言ってもけっして褒めてるように感じられないブログになってしまったが…でも僕としてはそういう遊園地が好きで、ぜひ今行きたいなとなっているのでした。