小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

「教えることは、二度学ぶことである」

みなさん、こんばんわ。

 

「教えることは、二度学ぶことである」とはフランスの哲学者、ジュベールが述べたことらしいのだけど、ああ確かにその通りであるなとしみじみ思う。はじめましての方に教えるのと同時に、自分の知識の再確認になり、さらにわかりやすく教える過程での筋道立てで知識がより実感へと変わっていく。

 

今日アルバイトで後輩さんに色々とレクチャーした。自分にとっては当たり前となった作業も、相手にとっては何がなにやらなわけで、そこをどう、なるほどこういう意味があってやってるのねと納得して覚えてもらえるように言葉をつくす。果たしてちゃんと伝えられただろうか。わからないけれど、たしかに自分の復習と知識の定着としてはひしひしと実感が得られた。曖昧に理解していたものが形をもって記憶された感。「教えることは、二度学ぶことである」まさにその通りなのだな。

 

と言いつつも、僕は人に教えることが苦手だ。教えるというか、何かを人に伝えることが苦手だ。コミュニケーションが得意ではない。自分の考えを言語化するのが苦手なのでうまく伝えられない。感覚というか、自分本意な思考体系なので外の世界との接点がうまく見つけられないというか。

 

だから教えることは学ぶことであるし、コミュニケーションの上達にも一役買ってくれるなと思うわけで、そういう機会があるなら疎かにしてはいけないなと思ったのでした。