小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

噛み合わないもやもや

みなさん、こんばんわ。

 

もう寝ていた方がいい時間にブログを書いている。ええもう寝ますよ。

 

ずっとなんだかズレた感じを味わっている。噛み合っていないもやもやを感じている。

 

ずっと家にいて、今は家の中が世界の中心だ。そこに、テレビの世界やネットの世界が飛び込んできたり、オンラインでの人とのやり取りが加わり、外の世界の変わらない揺るぎなさと他人の干渉しえない世界が交わる。今までならそのどれもとの距離感を、なんとなくの経験則で推し量ることができていた。でも今はそれがうまく機能しない。どことも距離を測り損ねている。

 

なんでだろうと考えた時に、そうか友達や知り合いなどの近しい人たちとの関わりがないからかもしれない、と思った。僕は、自分以外の世界と、自分のこれまで培ってきた知識や経験によって関われていると思っていた。でもどうやら違うかもしれない。自分と近しい人たちを通して、そことのその関わり方や眺め方によって、僕は自分と世界の距離を微調整していたのだ。その近しい人たちを通すことで生み出される尺度によって、僕は世界とのズレを修正していたのだ。

 

自分本位に考えれば、僕は近しい人との関わりによって世界を組み立て、そこから自分を導き出していた。その世界を組み立てる術をなくし、だから僕はなんだかもやもやとして、度のあっていない眼鏡をかけ続けているようなじんわりとした疲れを今感じているのだな。なるほど。

 

そんなことを考えて、一応のスッキリを得る。それじゃあもう寝ようじゃないか。明日もきっともやもやは続くのだから。