小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

昔といえば昔か

みなさん、こんばんわ。

 

今日90年代の映画を観ていて、そこに描かれている世界が思ったより古いものに感じられた。今と劇的に違う世界というわけではないけれど、部分的にどこか懐かしい要素を感じる世界。ついこの間のような気がするが、年数的にいえば20〜30年くらい前なのね。昔といえば昔か。

 

何かで見た気がするのだけれど、90年代が「ナインティ」として流行ってきていたりするそう。懐かしいものの括りとしてもう90年代が入っている。僕にとっては未だにナウだと思っているものが、古き良きとして扱われているのはなんともこそばい感じがする。

 

ついこの間、90年代に発売されたゲームのリメイク作品を立て続けにやった。1番ゲームをやった時代に熱中した作品のリメイク。リメイクするには、色々な要素があるだろうけれど、オリジナルからどれだけ月日が経っているかの距離感も大事な要素な気がして、それもあっての今回のリメイクということであるならば、リメイクするに十分な時間が経過したということなのだよな。

 

ノスタルジックに浸って、昔はよかったという思考になりたいわけじゃなくて。あの頃と思っている時からある程度時間が経ったことで、自分の感じている昔と実際の昔の間に齟齬ができてきていて、その食い違いが面白いなと思っているのだ。

 

手が届くと思えるほどに近しいと感じていた90年代が、今は随分遠くに感じる。きっといろんな人がいろんな年代に想いを馳せて懐かしんできたことでしょう。これから00年代も、2010、2020年代も懐かしくなってゆくのだな。その時に自分はどう感じているのだろう。わくわくするな。