不確定な安定

みなさん、こんにちわ。

YouTubeでエヴァンゲリオンの劇場版3作を見た。ずっと気になっていたけれど今まで見たことなかったので、この機会にと思って。ちなみに、テレビ版も見たことない。なんかタイミングを逸してしまっていたので。

これまでエヴァに触れてこなかったしキリスト教系の知識にも乏しいので物語の考察はできないけれど、ぱっとの感想としては、中高生の時に見ておきたかったなということ。その時に見ていたらもっと胸の高まりがあったろうにどうも一歩引いて見てしまっていた。

エヴァを見ていて、この世界って不確定要素に包まれているんだろうなということを思った。物語と直接関係してることではないのだろうけれど、登場人物の思惑が交差してそれぞれの計画通りに進んでいない様を見ていると（いや進んでいるのかもしれないが）、むしろその不確定なことが逆に通常な気がしてくる。

どうしても無意識に確実なものを求めてしまう。世の中は平かに向かっていくと思って安心安全というか安定を追ってしまうのだけれど、もしかしたら不安定なことこそ逆に真実なのかもしれない。そう考えると、ちょっと気持ちが落ち着く。安定を求めると先が見えない。安定に至った次の瞬間には不安定に揺らいでしまう。亀の上に世界があるのだとしたらそれも仕方のないことか。

となれば、安定を求めて四苦八苦するよりも、不安定こそ安定と割り切っている方が精神衛生上いいのかもという気がするのです。

そんな屁理屈こねた、今日この頃だったのでした。