小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

その時の衝撃

みなさん、こんばんわ。

 

今日の金曜ロードショーは「もののけ姫」ですね。やっぱりついつい見ちゃうよね。「もののけ姫」に限らず、ジブリはついつい見ちゃう。もう何度も見ているのに。

 

もののけ姫」は定期的に見たくなる。一年に一回、ということではないけれど、何か先行きに悩んだ時には、そこにヒントが潜んでるんじゃないかと映像に助けを求めてしまう。

 

もののけ姫」は公開当時に見た。まだ10歳の小学生の時で今でもその時の衝撃を覚えている。なんて恐ろしいものを見たんだというその恐怖に、見終わった後言葉が出てこなかった。もう絶対に見るもんかと思った。何で見てしまったんだと後悔もした。それと同時に、何がどうというのはまったくわからないけれど、心が震え惹かれているのを感じた。何て凄いものを見たのかと、物語も理解できていないのにそう感じた。

 

結局やっぱり若干トラウマ映画で、次に見たのはだいぶ後になってからだったんだけど、そこまでずっと心の奥にひっかかっていた映画であった。

 

あらためて見てみれば、小学生が見るには悲惨なシーンがあるし物語も入り組んでいる。見た時は半分も理解出来ていなかっただろう。それなのに忘れられないものがある。子どもにとって優しい世界でわかりやすいものがいいってことではないんだな。説明がなくたって伝わるものはあるわけだ。

 

そういえばどういう流れで「もののけ姫」を見たのか覚えていない。話題だったからだとは思うのだけど、当時そこまでジブリ作品を見たことなかったのに何故だろう。何故だかはわからないけれど、あの時見ていてよかったなと思う。明確な影響はわからなくても、見た記憶やその時の衝撃は確実に僕の礎となっている。そういう作品に出会えてよかった。当時の僕、ありがとう。