小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

道すがら

みなさん、こんばんわ。

 

自分の家から駅までの道すがらに、最近新しい家やアパートがどんどん建ってきている。出来上がりが近いから最近気付いたわけで着工はもっと前だろうけれど、にしても目立って多いような気がする。その完成間近の建物を横目に駅に向かっていると、なんだか気持ちがしゃんとなる。力を貰っているような背中を押してもらっているような、そんな感覚を受ける。あぁ街は動いているんだな。その事が嬉しい。

 

今はどうしたって気持ちが落ち込みがちだ。先行きが見えず、留まることがよしなのかと思えてくる。そんな中で、これからに向かって新しいものが出来上がっていく様というのは、きらきら光った力があるように見える。未来はまだ決まっちゃいねぇぞと、物言わぬそれらが語ってくれている気がしてくる。夢見がちかな。

 

片や、昨年の緊急事態宣言中に閉店したお店がいまだそのままになっているところも目にする。もう見慣れた風景となったが、それでもちくりとする。でも僕には何もできない。ただ前を通り過ぎるだけだ。

 

世の中は目まぐるしい。目では追いつけないことがある。そんな中でもこれはと心が動いたものは、しっかりと掬い上げて大事にしたいなと思う。