小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

ネジを巻く日

みなさん、こんばんわ。

 

2月29日、今日は特別な日ですよね。あるようでない日、ないようである日。

 

この日を今まで特に意識してこなかったなと今日になって思う。といって意識したからどうというのはないけれど、意識せずにただ過ごしてしまうのはそれはそれでもったいないなという気持ちになる。

 

この29日の閏日のことを考えると、時間の絶対的ではない部分をしみじみと感じる。閏日ができるのは、1年を365日としたとして、それと地球の公転周期のズレによって生まれるものだ。このズレを調整するために4年に一度この日がある(正解にはそうじゃないらしいけど)。

となると、そもそもの365日という割り振りがそういう微調整を含んだものということで、それはそれで指標にはなるけれど、今僕らの周りを流れる時間を完璧に表せているわけではないということだ。

僕らが生きるこの世の中の時間の区分は、日々を過ごしやすくするための便宜上のものだ。本来の時間の流れ(それさえ定かではないけれど)とは差異がある。かと言って、便宜上の時間の区分を無視して生きることは難しい。世の中がそれによって動いているから。

それでも日が昇れば朝で沈めば夜、温かくなれば春、そして夏に秋に、寒くなれば冬、みたいなざっくりした、その肌感覚の時間の感覚も忘れないでいたいものです。

 

2月29日、カレンダー上の日にちの調整のための今日。そんな今日を、自分の時間感覚の微調整に使うのもまたいいのかもしれない。人はどうしても時計の時間に縛られがちだ。特に今は、物事がスピーディーに進み、目まぐるしく変化する時代だ。時計の時間にはどうしてもシビアになってしまう。そんな時だからこそ、時計の時間から離れて、自分の中にある時間感覚や自分の周りを流れる時に身を委ねる、みたいなのもいいのかもしれない。

そんなことを考えた今日。といってもう29日終わっちゃったけど。