小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

すごくにやにや

みなさん、こんばんわ。

 

昨日はたすいちが参加している虹の素さん主催の「失恋博物館」を見てきました。失うをテーマにした作品集公演。失恋にまつわるアイテムを展示してあり、上演中どこで見てもいい動いて見てもいいという、劇場内自体をタイトル通りの博物館のような、アトラクションようなものとしてある。観劇というより体験体感といったようなものになっていた。

 

どの作品も失うがテーマとなっていて、そこには悲しみが漂っているのだけれど、それはけっしてネガティブなものではなく、むしろ新しい世界を目指すような前向きな空気が感じられた。

 

たすいち「ここはまかせて先にいけ」、たすいちらしさのきゅっと詰まった作品だったなと思う。過不足のない作品だったなと思う。脚本として、時間内でのまとまりがよく、演出が劇場の空間にぴったり埋まるようなもので、そこに役者4人の演技が寄り添うようにある。やり過ぎでなく、かっといって物足りなさを感じるようなものではなく、バランスがしっかり取れている作品でした。

 

なんか、見ていてすごくにやにやしちゃった。身内だからとこじゃなく、役者4人の見たい姿が見れて嬉しかったのだ。こはちゃんの全身全霊、さっちゃんのはっちゃけ、みおさんのふんわりとした重さ、やべっちの爽やかひょうきん。それがみんなの全てではもちろんないけれど、もともと持ってる輝きがばっちり出ている気がして、そこがいいのよなぁ。

 

あと、久しぶりにたすいちを外から見るってのも楽しかった。そうそうたすいちってこうなんだよねと面白さを再確認。

いい夏の一日でした。