ちょっとした後悔
みなさん、こんばんわ。
今までたすいちでそれなりの数の作品に出てきて、その都度その時できる全力でやってきたから、今すぐもう一回やりたい作品って中々ないのだけど、それでも「呪いならいいのに」はやりたいなぁと思っている。この作品は時間が経つにつれて、あぁもっとこうやればよかったなぁ、こういう演じ方もあったかもっていう考えが浮かんでくるんですよね。
なんか、もうちょっと唯太くんに寄り添えた気がするんだよな。きっと僕が演じている中で彼は、あぁそうやって演じるのね、ふーんそういう方向でいくのねと、どこかで僕がどう演じるかを楽しんでいたような気がして、それでいてどこか物足りなく感じてたんじゃないかなって気がするのです。彼の表層しかわかってあげられずに、それで満足してしまっていたような、そんな気がする。思ってる事とか考えてる事とか、台詞にある以上のものを読み取れてなかったんじゃないかなという、そんな悔しさがあるのです。
あとね、これは自分が上手く演じられなかったからなのだけど、あの作品の話になった時、「あのくどい役ね」とか、「ずっとくねくね動いていた役ね」みたいに言われる事がしばしばあって、それがもう単純に悔しいんですよね笑 いや、たしかにうざい感じに演じていたけどさ、もっと気持ちの細やかな機微みたいなのも表現できてたような気がするんだけどな…そうでもなかったか…
そういうわけで再演をやりたいなと思うし、あと続編があったらいいなとも思う。導くんはまだ呪われたままなので、そこについての物語は描ける余地があるのでね。続編、やりたいなぁ。
ゆーてもう3年前の作品なんですね。「キズツクキカイ」の再演に6年かかったので、「呪いならいいのに」の再演はあと3年後かな。