小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

創意工夫

みなさん、こんにちわ。

 

前にも書いたこととがあるけれど、今せっせと自炊をしている。料理をすることは嫌いではないので、今までもそこそこ自炊はしてきたのだけれど、ここまで毎日するというのは今までなかった。

 

ほぼ毎日自炊をしていて、大変さはもちろん感じながらもなんとか続けられているのを、案外料理をするのが好きだったからなのかなと思っていた。楽しく料理出来ているし、献立考えるのも割に好きだ。でも、なんだか最近、単純に料理をするのが好きってことでやってないかもしれないなと思えてきた。それでよくよく考えてみると、僕は料理をすること自体よりも、それの付随する工夫の部分が気に入っているのだろうなという考えに至った。

 

そう、変な話、失敗しても構わない。予想と違う味になってもいい。なんなら、うまくいったからそれで満足ということでもない。それよりも、失敗したなら何故失敗したのか、上手に出来たなら次はどうしたらもっと効率よく作れるか、そういう調理の脇道にある過程や工夫を考えるのが好きみたいなのだ。料理をするというのは自分にとって、美味しいものを作るという以上にそこに向かってどういう道筋を辿るのか、何が最適解か、自分なりの方程式を導き出す為の一行為なのだろう。

 

僕はコーヒーが好きなのだけれど、その理由もきっと上記のものと同じなのだろう。コーヒーの味以上に、どうしたら自分の納得した味が出せるか、その過程をいろいろ模索するのが好きなのだ。コーヒーの場合、手順は比較的シンプルだけれど、豆の種類やお湯の量、淹れるのにかかる時間などなどによって味が変わってくる。それも、些細な変化がダイレクトに味に関わってきたりする。まだ僕は味の些細な違いを感じ取ることは出来ていないけれど、それでも、自分にとってのベストを見つける為に工夫する過程が面白く飽きない。

 

今たっぷり時間があるからこそ見えた自分というもの。こうやって文章にしているのも、自分の人生の方程式を見つける為の工夫なんだろうな。