内省的になって
みなさん、こんばんわ。
外に出ることが減ってきて家でひっそりしていると、社会人時代の一人暮らしをふと思い出す。
その当時は東京から離れたところにいたので、友達がまるでいなかった。むしろ、転勤が多い職場だったから友達はいなくていいかなとさえ思っていた。職場の人は歳上が多く、友達という感じではなかったし、休日に遊ぶって感じでもなかった。だから基本的に仕事以外の時間は1人で過ごしていた。
1人で何をしていたかといえば、主に海外ドラマを見ていた。その時はまっていたのは「HEROES」と「SUPERNATURAL」どちらも話数が多いので、いくら時間があっても足りないくらいだった。
あとはひたすら原付でふらふらしていた。僕がその当時住んでいたところ少し田舎だったので、ただ原付を走らせているだけでも、見える景色が美しく楽しかった。
当時の楽しみといえば、仕事帰りに寄るスーパーで買うお菓子。ハマっていたお菓子があって、それを仕事を頑張った時だけ買うというご褒美を自分にしていた。ささやかな楽しみだけれど、それが僕にとっては大きなことだった。
あの時は、今思い返せば不思議な感じだったな。寂しいとか辛いとかはなかったけど、なんだか自分だけ世界から少しずれているような、薄皮一枚隔てられているような、そんな感じだった。
ふとセンチメンタル、とまではいかないけれど、妙に内省的になるのは、このご時世のせいか。どうにもこうにも、自分を考える時間はいっぱいあるからね。