小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

試されてんなぁ

みなさん、こんにちわ。

 

新型コロナの外出自粛で家にいる時間が増えた。元来家にこもっていてもまるで苦ではない性格なので特に何か支障があるってことはないのだけれど、気持ち的にというか気分的にというか、どうも落ち着かない感じがある。そわそわするといいますか、お腹の中に石が詰まっているような違和感のある重みを身体に感じたりする。

 

家にいたってできることはある。それこそ仕事もそうだし、外に出ていくように楽しむことだってできる。読書や料理、ゲーム、ペットと遊ぶ、一緒に住んでいる人がいるなら語らいも、探せば楽しみはたくさんある。

いつもだったら、その楽しみをどんどん追っかけていこうってポジティブに思っていくのだけれど、何かそうならない。

なんかね、先への不安でなのか、ついつい気持ちが上の空になってしまうんですよね。明確な思考の塊りとなってはいないが、こんなことしていていいのかななんて妙に気持ちが焦る。焦って何かしなくちゃかもと思う。それでいて何をしたいかわからない。

 

自粛疲れってことで遊びに出ちゃったり羽目を外しちゃったりするのを見て、頭の思考としては、何やってんだよバカかよって思ったりするけれど、果たしてそれを、バカだなで片付けていいのかなとも思う。さっき書いたように、家にいたってやれることはあって、ようは自分なりの楽しみ方を見つけようぜってことだ。でもきっとそんなことはわかっていて、それでも何か羽目を外したくなってしまう。なんだかその気持ちもわからなくないなって思っちゃうんですよね。不安だから。それも解消が難しい不安。そんな不安が胸に巣食っていたら、いくら自粛と言われたって気持ちを押さえつけておくことはままならない。なかなか精神論で外への意識を抑えることはできないですから。

 

ニュースも暗いニュースや不安を煽るようなものばかりだ。それ自体は悪くない。それは事実としてあるものなのだろうから。でも僕の方に、そういうネガティブさに向き合う強さがない。まいってしまう。目を逸らしたくなってしまう。

 

強くならなくては…いや、強くならなくても、両の足でしっかり立っていられるように気持ちをフラットに持っていきたい。あぁ試されてんなぁ。