小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

終わって、また明日

みなさん、こんばんわ。

 

本日、バイトの最終日でした。契約満了での最終日。長いこと働いていて、日常になりかけていて好きなバイト。そんなバイトだったから、明日からないっていうのはやっぱり悲しい。でも、なんだかいまいち実感が湧かない。気分的には、よくやったお疲れ様といった感じ。

 

続けるというのは大変なことで、楽しいことばかりじゃなくて苦しいこともちゃんとあって、報われないことだってあるけれど、それでも続けていかなきゃ見れない景色ってのがやっぱりあるから、続けたものの一区切りはどうしたって感慨深い。

 

そのバイトは、今まで接したことないたくさんの価値観に触れられるバイトで、そういう場所に身を置けたことは本当にありがたかったなと思う。バイトを通して、自分の意識の変化を感じ、思考の変化が図れた気がする。

 

先ほど日常になりかけていたと書いたけれど、そのバイトがあったおかげで、演劇をしていても日常的感覚を失わずにいれた気がする。演劇を経て非日常へと傾いていた心持ちが、そのバイトに行くことでフラットに引き戻せていた気がする。僕にとっての日常との架け橋だった。

 

今のこの物悲しさも、時が経てば薄れていってしまい、僕は普通に毎日を生きていくことだろう。諸行無常、この世は移りゆくものだから。だけど過去がなくなるわけではなくて、今日感じた胸の奥のちくっとした痛みはきっと、これからも消えずに残っていくことでしょう。

 

素敵なバイトでした。今までありがとうございました。