小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

頭の中を見せられたらってなる時もあったりする

みなさん、こんばんわ。

 

最近、自分説明するのが下手くそだなぁと感じている。

 

昔から、自分の言いたい言葉をみつけてくるのが上手くないなとは思っていたのだけれど、最近では、あれ僕は自分の頭にあるものを言葉にする回路がまるで発達してないなと思うようになってきた。

 

具体的なことを説明するのはまだいける。例えばどこそこに行く道順なんかは問題ない。

上手くいっていないのはもっと抽象的なこと、自分が感覚で判断してしまっているものだ。

 

顕著に感じるのは演劇の場。

演出との意見交換だったり、経験の浅い人に対しての助言だったりの時に上手く言葉が出てこない。どうにも抽象的で漠然とした単語や擬音の羅列になってしまう。話す前にはきちんと頭の中整理して言いたい事を順序だてているはずなのに、いざ口を開いて音を発する段になると、今まで考えていたことがどこかへさっと逃げていってしまう。これはいかんと頭をぐるぐる回転させてつい今しがたまで頭にあった思考を掴み取ろうとするのだけれど、時すでに遅し、それはもう僕の頭の裏側に隠れてしまって、僕の口から出る言葉は、どうにもまとまりがないものになってしまうのだ。

 

こういう時にすごいなぁと思うのが、うちの主宰のめっちゃんである。

 

めっちゃんは演出をするので、こうこうこうして欲しい、ここはちょっと違うな、ここはこうの方がいいよと演出として言葉をかけるわけですが、それがとてもわかりやすくて要領を得てるんですよね。

それも演出として1から10まで全部を言うわけではなく、到達して欲しいポイントまでの最小で的確な言葉を投げかけるんですよね。それも人によって要点をしっかり変えながら。この人には3と5を言えばいいな、この人には9だけで伝わるな、それを上手く判断して言葉にしているように見える。側から見てると惚れ惚れしてしまう。まぁ本人には言わないけど。

 

実は、なんとか言葉上手くなりたいなボキャブラリーを増やしたいなとこのブログを始めた。まだまだ始めたばかりとはいえ、そううまくはいかんもんです。ついつい自分の得意な言葉を選んでしまってトレーニングにならなかっりする。

それでも続けていけばいつかはと思って、今日もちょこちょこ書くのでした。