小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

バランスの上を旅して

みなさん、こんにちわ。

 

最近、ゲームにはまっている。

でも話題の「どうぶつの森」ではない。ゼルダだ。Switchのゼルダにはまっている。ちょっと遅いけどしかたない、最近までSwitchを持っていなかったのだから。

 

ゼルダにはトラウマというか、苦い思い出がある。

小学生の頃、ぜひともやりたくてスーパーファミコンゼルダを買ってもらった。どんなゲームかもよくわかっていなかったけれど、パッケージの絵が何やらかっこいいなと思っていた。

わくわくしながらいざはじめてみると、これが非常に難しい。すぐにやられる。何をしたらいいのかよくわからない。最初のダンジョンすらクリアできない。四苦八苦しながら続けてみるも、それまでごり押しでなんとかなるゲームしかやってこなかった僕は、どうにも太刀打ちできないゲームであった。なので、ものの数ヶ月で飽きてしまった。

 

それ以来ゼルダシリーズは、僕にはできないゲームだと思って手を出してこなかった。やりたいなと思うことはあっても、また序盤で挫折してしまったらどうしようという思いで諦めてしまっていた。

 

それが何故か今回はどうしてもやってみたくなってしまった。今ならなんとかできるんじゃないかと思ってしまった。

 

そして実際にやってみて、案の定うまくはやれていなくて何回もやられているのだけれど、不思議なことにやめたいとは今のところ思っていない。むしろ時間を忘れてやってしまう。

 

このはまってしまった要因はなんなんだろう。昔よりも我慢強くなったとはいえ、僕のゲーム技術がべらぼうによくなったなんてことはない。

それでもいつまでもやっていたくなるのは、このゼルダ、流れがちょうど良いのだ。うまくいかなくて、何度もゲームオーバーになったとしても、次こそはなんとかなる、いやなんとかしてやると思えるバランスの良さがある。難しすぎず、それでいて歯応えもしっかり。

あと要因としては、オープンワールドだということ。これこれこれをしなさいというストーリーが大まかしかないので、プレーヤーは好きに世界を歩くことができる。しかもその世界の画が美しい。まるで自分がそのキャラとしてゲームの世界を旅しているような気持ちになるのだ。だから興味が尽きないでプレイできる。

この絶妙なバランスをよく作り上げたものだなと感動してしまう。そしてその感動とともにまたプレイしてしまう。当分、楽しい時間は続きそうだ。