小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

自分で自分が不思議

みなさん、こんばんわ。

 

先日久しぶりに電車に乗った時、妙に息苦しさを感じてしまっている自分がいた。電車の中の混み具合としては5割程でそこそこゆとりはあるって感じである。新型コロナウィルスのことで過敏になっているのかなとも思ったけれど、ちょっと違う感じである。電車の中はしっかりソーシャルディスタンスがとれていたし、みなさんマスクしてたし。夜ということで疲れもあったのだろうけれど、それにしても最近感じたことないぐったり感だった。

 

なんだろうな原因はと考えて、そういえば前にもこんなことあったなと思った。だいぶ前、僕が上京してきた時の最初の方に感じていた感覚に似ている…そうか、これは人疲れだな…!人とまったく会わない生活を2か月近く続けて、ふとくていた不特定多数と出会うってことの免疫力が著しく低下してしまったのだ。なんてこった、こんなことになるんかいな。

 

そうだよな、僕は元々人付き合いが得意な方ではないのだ。東京に住むってのだって、昔の僕からしたらとんでもないことで、実際に地元の友達には大学で上京するってのは驚かれたもんな。こっちで10何年過ごしたことでだいぶ慣れたと思っていたが、本質というか根っこの部分は変わらないもんだな。

 

そんな僕がここまで演劇をやってこれているのはつくづく不思議である。人付き合いが苦手な僕が積極的に人と関わっていこうとしているのは、我ながらよくやっているなと思う。それだけ何かわからない魅力があってそれに取り憑かれてしまっているのだろう。なんともまぁ演劇とはやっかいなものである。