小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

10年前の今

みなさん、こんばんわ。

 

今のバイト先大学生の子たちが多いのだけれど、この時期になると、もう大学卒業で社会人になるので辞めるって人がちょいちょい出てくる。あと、就活中だって話を聞いたりすることも多くなる。自分が大学生だったのはもう10年近く前なので、就活とか新社会人とか随分懐かしい話だなと思う。  

 

一応僕、普通に就活して就職したんですよね。

その当時は早めに就活が始まっていて、僕が始めたのは大学3年の12月でした。でもそれでも遅いと言われているくらいで、早い人は10月、いやもっと前なんてこともあった。

 

僕の第一希望の企業の面接は5月にあったので、それまではとにかく面接になれる期間だと割り切って就活をしていた。割り切ってはいても落ちればへこむわけで、むしろ大体のところに落ちたので、そのころは完全に自信をなくしていたなぁ。自分に価値はないじゃないかなんて考えたりして。

結局その後ありがたいことに第一希望の内定はいただけたのだけど、考えてみても何がどう功を奏しての内定なのかは未だによくわからない。うまくいったから万々歳なのだけど。

 

就活を振り返って、あの当時やっていた自己分析は今に活きているなぁと思う。

希望の会社との接点を見つけるためや志望動機を考えるため、自己PRのためなんかに自己分析をやった。それまで自分について考えるって機会が少なかったからうまいこと分析できなかったけれど、今考えれば、あの時できないなりにやっていたおかげで、今自分について考えるのが苦じゃなくできているなと思う。

役者やっていて役を考える時って、自然と自分について考えることになる。自分がどんな人かわからなければ、役に対してどうアプローチしたらいいのかも見えなくなってしまう。だから自分について考える癖がついたのが、今になってみれば就活をやった一番の収穫なのかもしれない。

 

ちなみに僕が就職した会社は、大元は海外にある日本の会社で、数年前に事業が終了してしまい、海外の大元も今年破産してしまった。なんとも悲しい諸行無常である。