小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

寒空の下の熱情

みなさん、こんばんわ。

 

年末年始のことを考えていて、そういや昔、年明けすぐのイベントのために1月2日に代々木公園でダンスの練習したなというのを思い出した。

もう7年くらい前のこと、芝居とダンスをやるちょっとしたイベントを、昔主宰していた団体関連でやった。芝居に関してはなんとかなるとして、ダンスに関しては僕も含め慣れてない人がそれなりにいて、先生がいたわけでもなかったので動画を見ながら試行錯誤してやった。で、年始の稽古、普段借りていた場所はまだやっていなくてできない。違うスタジオを借りるお金もないしで、じゃあ代々木公園だと、寒空の下ダンス練をやった。ほんと心底寒かったのだけど、やっているとむしろ暑くなってくるくらいだった。それに外でダンスしているっていう非日常感も心地よくて、夜になるにつれて変なテンションになっていった気がする笑

文化祭みたいなテンションで、勢いでやりきった感はあるものの、それがいいグルーヴを生んだのか、そのイベント自体うまくいったように思う(思い出補正かも)。あの時のことを考えると、論理ではない熱情っていうのも時には必要なのだと思える。そればかりの根性論みたいのはよくないけどね。時と場合といいますか、やりようによって上手くいくのだなと思った。

 

あの時のテンションは、きっと若さ故のものもあったと思う。今同じようなことができるかっていえば、たぶんできない。無茶はできる。無我夢中でやれる。でもあの時の無鉄砲さとは何かが違う気がする。そう考えると物悲しさがあるのだけれど、昔はっちゃけれたという事実は、今の自分に勇気を与えてくれる。うん、がんばろって思えるな。