小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

負荷かけてチャレンジング

みなさん、こんばんわ。

 

昨日も書きましたが、たすいちが参加します企画、観劇三昧×Mixalive TOKYO『池袋 ポップアップ劇場』~特別な水曜の夜にはショートに4劇団を観劇三昧~。僕らは「名前のない名前を呼ぶ冒険」をやります。こちらの作品、僕が結構飛んだり跳ねたり忙しくする芝居なんですけど、その忙しなくせざるを得ない状況ってのが、久しぶりにやってみると楽しかった。最近はあまり体をフルに動かしてって芝居が少なかったので、ある意味新鮮でよかったし、この初演が4年前なので、4年経ってその頃とどれくらい体の感覚が変わっているか確認できたのもよかった。

 

やっぱりね、体は少し動かなくなっている。作品のスピードについていくのが昔より辛くなっていた。だからそのスピードを意識しての準備運動をして臨んだのだけど、あらためて準備運動することってのは大事なのだなって身に染みた。基礎をサボってはならんよね。

 

あとね、体をフルに使うというか、動きだけじゃなく頭の筋肉もフルに使うというか、そういう芝居が好きなんだなってあらためて分かった。熱量高い芝居。熱量高ければそれでいいってことはないけれど、面白い作品にするには熱量がこもってなくちゃなとは思う。

 

といって、僕は熱量高く動いているけれど、作品の本質としてはそこだけが大事なわけじゃない。主人公かのこの成長譚としての物語があるわけで、そこは揺らいでいてはいけない。役としてはドラマ性を感じていなくてはならないけれど、役者としてはそこに反しての負荷がかかってればかかってるほど面白かったりする。その匙加減が大事ということか。

 

役者をはじめたばかりの頃やっていたのが、セリフを高速で言って、そのセリフに乗っかるように体を扱っていくという芝居だった。その原体験があるから、気づけばそういう芝居がしたくなる。若い時はなんの気無しにできていたことが、今はひと踏ん張りしないとできない。でもだからこそ楽しくて、自分に負荷かけてやりたくなっちゃうのよね。

 

さっ、またチャレンジングしていこう。わくわくしていこう。