大人なアイテム、憧れの苦み
みなさん、こんばんわ。
コーヒーとビール、いつの頃からか僕の生活には欠かせないもの。コーヒーは毎朝飲むし、飲み屋に行けば決まってビールをたのむ。それでも小さい時はもちろん飲んでいなくって、大学生になってからちびちび飲みだしはまっていった。
最初は味なんてわからない。どちらも苦いなぁってだけ思ってた。それでも飲み続けてみるかって感じで、時間をつぶす時はどこかでコーヒーをたのみ、飲み会ではとりあえずビールと注文した。そうしていたら自分でも気付かないうちに自然とコーヒーとビールを注文するようになって、美味しさや味の違いなんかもうすらぼんやりわかるようになってくる。で、知らないうちに欠かせないものとなっていたのでした。
ことあるごとにその二つの飲み物をたのんでいたのは、それらが僕にとっての大人の証だったから。コーヒーとビールが飲めるようになったら、自分大人になったなって気になりません?僕はなりました。というか、大人に憧れて、早く大人になりたくて、早くいっぱしに飲めるようになりたいぜと思っていた。
実際飲めるようになって、漠然とでも味わえるようになってきたけれど、はたして大人になったかと言われればわからない。いや、コーヒーとビールが大人になるための通過儀礼的飲み物じゃないからそりゃまぁ実感なんかないだろうけれどね。小さいころはあんなにも、大人への近道だと思っていたのに。
それでも、コーヒーもビールもなんの気なしに飲むようになっている今、実感はなくっても分類としては大人になっているんだろうな。
だからどうということでなく、気付かないうちに何かになってしまっていたり当たり前になってしまうのだというのを、うすらぼんやりと思ったという話。
あと、タバコも大人への一歩として憧れがありました。でも結局生まれてこのかた吸ったことがない。タバコの匂い、嫌いじゃないし未だに憧れはあるけれど、タイミングを逸した感が強いのでこれからも当分吸わない予定。でも60くらいになったら吸おうかなって考えてる。