小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

僕は売れたい

みなさん、こんばんわ。

 

昨日はたすいち劇団会議でした。

「足がなくて不安」の反省や「サイキックバレンタイン」のこと、そしてたすいちの今後について、一日しっかりかけて話し合いました。

まだまだ詰めなくてはならない部分はありますが、それでも着実に前進したのかなと思いました。

 

今後のことを話す流れで、そもそもたすいちとは、たすいちをどうしていきたいか、各々のスタンスは、みたいなことを一人一人話した。

 

役者としての僕は、売れたいと思っている。有名になりたいというのとは違うけれど、役者で生活していきたくて、そのためには売れていなきゃなという単純な思考の流れ。そしてたすいちも大きくしたい。もっと多くの人にたすいちを認知してほしい。

 

とまぁ、こんな漠然としたことしかパッとは出てこなかった。もっと具体的な道筋や目標、その為の創意工夫みたいなことが思い描けていない。というかそのあたりがよくわからなくなってしまって迷子になっているというべきか。。なんにしても今ふあふあとしてしまっているのだ。

 

会議の流れとしては、団体としての指標は明確になってきたしそこへのステップもある程度見通しを立てた。でも自分の中では、はたして自分はどうしたいのだろう。どうしたくてたすいちに入ったのだっけ、みたいなことをぐるぐる考えていた。僕の頭の中には「売れたい」という言葉がずっと漂っていたのだけれど、はたしてその「売れたい」とは僕の中でどういう意味と繋がっているのだろうか。そこのところがはっきりとわからなかった。

 

それが昨日の帰り道にふと、ああなるほどこういうことかと思い至った。僕の中での売れたいは、「売れたい=可能性を掴みたい」ということなのだ。僕はおもしろいことがしたい、おもしろい芝居がしたい。それは今でもしっかりできているのだけど、これがもっとおもしろいことができる可能性があるのだとしたら、僕はそこにチャレンジしたい。演技力や実力、経験値のある役者と共演するための可能性が、団体としてさらに凝った作品をやるのに大きな劇場が必要だったり今より準備にお金がかかるのだとしてそれを解消する可能性が「売れる」ことによってより身近となるのなら、「売れる」ことをしっかり考えなくてはならない。

 

そして僕は、大きな劇場で馬鹿騒ぎがしたかったんじゃないか!ホチキスが昔シアタートラムでやった「クライシス百万馬力」、それにアンサンブルで出演して、その真面目にしっかりとふざけるのが楽しくて、いつかまた大きな舞台でがっつり遊びたいと思ったじゃないか。それもそれは役者としてだけじゃなく団体として、その時僕はたすいちとは違う団体にいたからその団体で、自分たちがおもしろいと思っているその団体ならではのカラーで遊びたいと思ったのだった。今ぼくの一番のおもしろいはたすいちで、トラムとか新国とかでたすいち節をきかせる、それがやりたいことなんじゃないか(この二つの劇場にただならぬこだわりはないです)。

 

僕が思い出したのって別段特別なことでもなくて、大事なのはじゃあどうするかの行動だ。おもしろいのためにはつよくなくちゃならない。

可能性をつかむために売れる。売れるためには、芝居力はもちろん、とにかく僕を知ってもらわなきゃだ。小太刀がこうこうこういう人だから、じゃあ小太刀が出ている芝居を見てみようってならなきゃね。

なので、来年はこれまでと少し違う形の動きを取り入れてみようかなと思います。

あと、今一番僕を知ってもらえるのはこのブログなので、これから毎日書いていきます。

今後の小太刀賢を、どうぞよろしくお願いします。