小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

あっと驚くなんとやら

みなさん、こんばんわ。

 

新しいリュックが欲しいなぁと思っている。ちょっと前から思っていたんだけど、最近その欲しい欲が上がってきたので、何かいいのはないかなとネットで探している。

リュックと検索すれば様々なリュックが出てきて目移りしてしまう。これもいいかなあれもいいかなと考えていても、なんだかどれも帯に短し襷に長しで決め手に欠けて見えてきてしまう。そうすると今度はリュックじゃないタイプの鞄にも興味が出てきちゃって、そういやこのバッグもあのバッグ欲しかったなとまたまた目移り。その時にふと、今持ってるショルダーバッグのことが頭に浮かんだ。

 

黒のレザーのショルダーバッグ。高校2年生の時に買ってもらったもの。レザーのものってその当時持ってなかったからテンションが上がったと共に、レザー物って大人のイメージがあったので自分が随分大人びた気がした。無駄な装飾のないシンプルな形で何にでも合わせやすいそのバッグは一気にお気に入りになったのだけれど、ただちょっと大人っぽかったのがあって当時はあまり使わなかった。

その後も、お気に入りゆえに大事にし過ぎてしまい使用頻度はあまり上がらなかった。次の日は使おう、いやその次の日にしようなんてしていたら、気づいたら10年以上が経っていた。使用頻度が低いから新品のような見た目のそのバッグも、僕が手にしてからそんな月日が経っていたのか。なんなら、今僕が持っている服飾品の中で一番のお古じゃないか!なんてことを考えて、月日の流れに驚いている。と言ってそこまでの驚愕かというわけではそうもなくて、年月の数字をただ素直に受け入れての驚きであった。

 

最近、月日の流れの速さに驚いてばかりで、あの時からこんだけ経ったのね、みたいなことに感覚が麻痺してきているみたいだ。だから今回も、高2から!?10年以上使ってるの!?…そうかぁで終わり、みたいな。もっともっと歳を取れば、昔を懐かしむのに今より新鮮な反応ができる気がする。だけど、30代前半というのはそういう、年月に対しての感慨みたいなのにあまり驚けなくなる、スポット的な年齢なのかもしれない。いや僕だけな気はするけれど笑

 

時間への感覚って歳を取ってもあまり変わらないものだと思っていたけれどそうでもないのですね。今抱いている感覚も、また数年もすれば変わってくるのでしょう。絶対だと思っていたのが揺らぐ感覚、これはこれで面白い。