小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

夏を後ろに感じて

みなさん、こんばんわ。

 

8月半ばということでまだまだ夏真っ盛りな今日この頃ではありますが、気持ち的には今、夏の終わりを感じています。劇団肋骨蜜柑同好会の公演が終わって一山越えてやりきった感覚が強いからか、テンションが妙に落ち着いちゃって。だからか、気持ちはもう秋に向かってしまっているようだ。

 

昔は夏が好きじゃなかった。なぜかと言えば、もともと暑いのが苦手ってのもあるんだけど、それより、夏にあんまりいい思い出がなかったからだ。

 

夏といえば部活で、中学の時に野球部で散々に辛かった。熱中症で2回くらい危ない状況があったもの。今思い出してもあの辛さが蘇る…笑 練習最後のベースランニング…よく耐え抜いたなぁ…

 

あと、夏といえばの海にも縁がなくて、それも夏があまり好きじゃなかった理由の一つな気がする。

僕の地元は群馬県なので海なし県である。海って気軽に行くような場所ではないので、海にはほんの数える程しか遊びに行ったことがない。そして、その数えるほどの大半で海を満喫できなかった。小学生の時の林間学校では台風が過ぎたばかりで海が荒れていて入れなかったし、修学旅行で鎌倉に行った時は赤潮がひどかった。てんで海には縁がない。上京して海に比較的簡単に行けるようになったけれど、それでも過去のトラウマか、あんまり海に興味が湧かない。

 

そんな夏があんまりな僕ですが、ここ2、3年はなんだか夏が好きになってきている。

相変わらず暑いのは駄目だけど、それでもそれ以上にここ最近は夏にステキな経験をすることが多くて、だから夏っていいじゃんと思っている。

 

夏のステキな経験、それは、成長できて楽しい公演に出会えたこと。

 

今回の劇団肋骨蜜柑同好会の公演もそうですし、昨年のナイゲンや、一昨年の横浜であった劇王も随分楽しい公演だった。

 

肋骨、ナイゲン、劇王、そのどれもがチャレンジングであり、その時に必要な何かを教えてくれる公演だった。

劇王でいえば演劇の大会に初挑戦だったし、ナイゲンでは初めての会議劇&コメディでしたし、今年の肋骨は久しぶりの会話劇だった。初めてだったり久しぶりだったり、いつも以上に課題難題はあったけれど、その分ぶつかりがいがあって、その壁を越えた時の達成感はなんとも言えない高揚感のあるものでした。

 

気持ち的に夏はもう過去になってきているので、来年の夏がもはや待ち遠しい。来年はどんな楽しい夏、もといチャレンジが待っているだろう。今からわくわくだ。