小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

自己肯定感

みなさん、こんばんわ。

 

ここ最近、声を褒めてもらえることが多くなった。役者をやっていて声も武器の一つなわけだから、褒めてもらえるのはとてもありがたいことである。自分でも、いい声かどうかは置いといても、自分の声は結構気に入っている。

でも正直言うと、昔はあまり自分の声が好きではなかった。むしろ嫌いですらあった。

 

小さい頃、自分の声は特徴的で、どうしてもっと普通じゃないのだろうと思っていた。だからなるべく自分の声を客観的に聞きたくないなと思っていた。録音したものや録画したものから流れてくる自分の声が、いまいちしっくりきていなかった。自分が聞いている声と他人が聞いている声は違って聞こえるというけれど、そのギャップが自分の思っている以上にあって、そのギャップにただただ悩んでいた。

 

そんな自分の声が嫌いな人間が、声をあつかう役者をやり出すのだからわからないものだ。

自分の声を好きになれるようになったのは役者を始めてから随分経ってからだったので、最初の頃は、自分の声じゃないように、声を作ることを気にかけていたように思う。実際そういう声色を作って馴染む役が多かったというのもあるけれど。

 

じゃあそんな自分がいつの頃から自分の声を好きになったか。その明確なきっかけはなかったように思う。役者として声を使っていく中で自分の声に慣れてきたってのはあって、慣れていくと段々と声を褒めてもらえる機会が出てきて、それによって自信がついてきた、ということなんだろうな、と今になってそう思う。

 

だからどうっていう話だけど、ようは自信なのかなと。自信をつけてもらえたから自分の声を悩まず扱えるようになって、それが次の自己肯定感に繋がっているのかなと。

 

何を言いたいかと言うと、僕の声を褒めてくださったみなさま、ありがとうございます。僕はそれによって自信を持って板の上に立てています。そして欲を言えば、もっともっと褒めてくれていいですよ笑