小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

揺るがないもの

みなさん、こんばんわ。

 

となりのトトロ - 小太刀賢のアーティチョーク茹でました

 

昨年のブログを振り返ってみると、昨年の今日は「となりのトトロ」を見ていたらしい。2年続けて金曜ロードショージブリを見ている。まぁ金曜ロードショージブリやってたらついつい見ちゃうよね。

 

となりのトトロ」、ついこの間までサツキちゃんメイちゃんの視線で見ていたはずなのに、昨年見た時は2人のお父さんの目線で見ていた。なんてたってお父さんの年齢は32歳らしいからね、歳変わらないもの、そりゃ目線がお父さん側にいく訳だわ。

 

今子供がいる訳じゃないし、子供ができる予定もないけれど、サツキちゃんとメイちゃんはすっかり自分の子供だったらの視点で見ていた。そうなった時に、娘2人とあんなに仲良く、そして視線をしっかり2人に合わせられるお父さんというのは、随分頼もしいものだなと感じた。しかも声が糸井重里さんというのもあって、飄々としているけれど芯のあるお父さんに映り、もし自分が父親になるならばああいったお父さんでありたいなと思う。

 

となりのトトロ」に限らず、昔親しんだアニメや漫画のキャラクターがどんどん歳下になっていく。その事実は寂しくもあるし、それだけの年月を生きてこれたのだという実感となって嬉しくもある。そしてアニメや漫画のキャラクターたちは、変わらずずっと同じ年齢だ。その不変な様は、移ろい行く時間の中で揺るがないものとして存在してくれるので、自分を見つめ返した時の一種の拠り所になってくれる気がして、何か背中を押してもらえているような心持ちになる。今日あらためて「となりのトトロ」のことを思い返してそう思った。