小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

密かに個人的にアメイジング

みなさん、こんばんわ。

 

夏といえばプール。今日みたいに暑い日くらい、プールの有り難みを実感しない日はないだろう。

 

最後にプールに行ったのはいつだろう。もうはっきりと思い出せないくらい昔だ。みんなでわいわいプールに行くってのも、トレーニングの為にってのでも、まったくプールと縁遠い生活を送ってきた。自分の肌の体質的に、あんまり肌を露出したくないってのが根本にあるから、そうなると中々タイミングも巡ってこない。

 

ぼくの高校にはプールがなかった。だから当然水泳の授業もなかった。それもあって、泳ぐってのにあまり前のめりにならなくなった。海に泳ぎに行くってのも、小学生の林間学校以来していないかも。

高校生の時は今よりぽっちゃりしてたから、水泳の授業がないというのは単純に嬉しかった。何を好き好んで人前で半裸にならにゃならんのだと思っていたからね。ただ、服を脱ぐのは嫌だけど泳ぐこと自体はそんなに嫌いではなかったから、いずれ泳ぐ機会もくるだろうと当時は考えていたが、まさかその後15年近く、片手で数えられるくらいしか泳ぐ機会が巡ってこないとは。不思議なものというか、そんなにも自分は泳ぐことに興味がないのかと思い知らされる。

 

村上春樹の小説を読んでいると、主人公が体型維持の為だったり精神安定の為だったりでプールで泳いでる描写がよく出てくる。ストイックに、ということでもないんだけど、泳ぐ事が生活のルーティーンに自然と挟みこまれている様を見ると、そんな生活も少し憧れる。憧れて市営だか区営だかのプールを調べたりするんだけど、やっぱりぼくにはハードルが高い行いみたいで、調べるだけで満足してしまい結局泳ぎにはいかない。

 

次自分が泳ぎに行くのはいつだろう。きっとよっぽどの何かがあるのだろうな。それとも案外成り行きでするりと行っちゃうのかな。どちらにせよそのプール記念日は、密かに個人的にアメイジングな出来事だ。