小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

話し合い、できたらね

みなさん、こんばんわ。

 

再度の緊急事態宣言が現実味を帯びてきた。早ければ7日に発令されるかもとのこと。昨年の時とは違い、小中学校の一斉休校や劇場や映画館の入場制限は行わない方針らしい。おもに飲食店が対象。ここにきての緊急事態宣言は、必要なこととはいえ堪えるよなぁ…

 

昨年宣言が出た時の、あのなんとも言えない心許なさは今を胸に残っている。初めて聞く緊急事態宣言という言葉の厳つさ、それによって生活がどう変化しこれからどうしていけばいいか、その見通しが立たない日常、それでも時間は過ぎてゆきただただ家にいる日々、それらが合わさってうすらぼんやりとしていてそれでいと粘度の強い不安となって、胸にじんわりとこびりついていた。その破片は今でも内に残ってそうだ。相手はウィルス。謎多き見えない敵。その不確かさが胸の内の不安を煽ってくる。

 

あの時に比べてわかってきたことは増えたし、日常の強度は増したように思う。それでも不確かさがなくなるわけじゃないし、演劇関係は結局のところ宙ぶらりんで振り回される。

 

でもなぁ、ウィルスに愚痴言っても聞いてくんないだろうしな。あいつら耳ないもんね。どうにか振動で届かないかなこちらの気持ち。そしたらうちらもウィルスの言葉に耳を貸さなきゃか。何を思ってんのかな。穏便に解決できる相手なんかな。落とし所、みたいなのが見つけられたらいいんだけども。あとあいつら肉眼じゃ見えないしな、そこもネックだね。

 

今は世の流れを見ていくしかできないのかな。とりあえず立っていられるように、なんとか足場固めて。