いまこそわかれめ
みなさん、こんばんわ。
たすいちのブログで書きましたが、出演していました「いまこそわかれめ」が先日無事終演いたしました。本当にたくさんのお客様にご覧いただけて嬉しい限りです。
「いまこそわかれめ」をやってみてまず思ったのは、桐場と諏訪の関係羨ましいなということでした。これは以前観劇した時にも思ったことなのだけど、2人の友達としての繋がりはいいなぁと思う。それは男女の友情が成り立つかどうかの話ではなくて、人と人がやんわりと、それでいってしっかりと繋がれる関係になれるというのはとてもすごいことだなと、2人の関係性に憧れを抱いてしまう。
だから実際演じている時は、2人の何気ない日常を追体験できてとても心地よい時間であった。
ただ、ここが演劇のやっかいなところで、この「いまこそわかれめ」は何気ない日常それだけの作品ではなく、起承転結のある一つの物語であるので、その日常感と作品としての流れの折り合いの部分で結構てこずった。それはまぁこの作品に限ったつまずきではないとは思うけれど。
そういう中で、どうにかこうにか本番を楽しく終えることができたのは、相手役のこはちゃんの力が大きかったなと思う。
こはちゃんとの作品作りは、桐場と諏訪が友達関係を作り上げていくように、ちゃんと互いの時間を織り込んでゆくような感じだった気がする。タペストリーを織り上げてゆくように、色を選び糸を選び作っていった感じがする。だからこそ、僕らなりの桐場と諏訪に行き着けたのだと思う。
えますちゃんとうめだくんをちょっと置いてきぼりにしちゃうのだけど、今回の企画ではたすいち劇団員の役者としての個性・良さがしっかりと表面化されていたんじゃないかなと思う。ポテンシャルが滲み出ていたというか、この人は役者としてこういう立ち方をするのねっていうのが見えた企画だったんじゃないかなと。そういう部分で、これはたすいちの企画ではないけれと、団体としては一つのきっかけとなるようなものになったんじゃないかなと思うのです。
はてさて本番は終わりましたが、実は配信のものは18日までご覧いただけるのですね。
こちらより、お買い求めできます。
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正直に言いますと、映像にブレがあったり、電波状況の関係で止まってしまっている部分があったりで完璧なものではないのですが、劇場の熱量は感じていただけると思います。不完全な部分をご了承の上お買い求めくださいませ。
きっと次芝居をするのは来年になるかと。それまではせっせと力を蓄えるのです。