小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

「7日間ブックカバーチャレンジ」④

みなさん、こんにちわ。

 

「7日間ブックカバーチャレンジ」4日目、本日はこちら。

 

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「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」

ほぼ日

 

この本は、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された岩田聡さんの言葉を再構築したもの。

 

岩田さんは任天堂の元社長であり、「星のカービィ」で有名なHAL研究所の社長もされていた方です。彼とほぼ日の関係でいえば「MOTHER2」の開発がきっかけで、ほぼ日刊イトイ新聞の立ち上げにも関わっています。(ネットの配線とかまでやったそうな)

 

この本を読むと、岩田さんの考えに触れられるだけでなく、任天堂の強さの秘訣や歴史が垣間見えたり、仕事論や経営論、哲学や精神部分の話まで多岐に渡る思考の広がりに触れられる。しかもこれ、元々が対談の形になっていたものを編成して作られているので、言葉が生き生きして熱がある。

 

僕はほぼ日関連の物事が好きだ。少し前に糸井重里の発言が炎上していたように否定的な意見があるのは知っているし、否定的な意見が出てくるのもわかる。それでも糸井さんの、物事を少し離れて見る視線、それでいて自分の中に取り入れて噛み砕き自分の実感に落とし込んでいく様は、僕の好きな在り方なんですよね。「岩田さん」を読むと、岩田さんもそういう在り方の人なんだろうなと思う。

 

「岩田さん」を読むことで岩田さんの思考を通して世界を見れて、視界が開けるというかクリアになった気がする。そうして心が豊かになって、読書の良さをダイレクトに感じている。