小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

ヴィンテージワインを育てるように

みなさん、こんばんは。

 

この間、ほぼ日が主催する、「生活のたのしみ展」にふらっと行ってきました。

 

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このイベントは、その名の通り生活が楽しくなるものを集めた、展覧会のような期間限定の商店街のような街のフェスのようなもの。

2017年に始まって、そこから開催場所は六本木ヒルズ恵比寿ガーデンプレイスでやったりして、今年は丸の内仲通りや丸ビルが開催地となっていました。

 

ほぼ日が作った「ひきだしポーチ」や「アースボール」が売られてたり、MHLやヴィンテージボタンを使った傘の店があったり、海外の籠バッグや食器のお店、「カレーの恩返しのカレー」のお店や幡野広志さんの写真展があったりと、日々を彩り楽しむためのものが、まるで玉手箱のようにきゅっとつまった場所でした。

 

あんまり時間がなくて、ふらふらっと見て回るしかできなかったのですが、それでもその場に居合わせるだけでわくわくしちゃう空間でした。

販売してるものはどれもこれも欲しくなっちゃう魅力的なものばかり。そして、そこに来ているお客様やスタッフのみなさんはみんなキラキラしてて、ここの名の通り、楽しむとはまさにこれだなと感じられてすごくほっこりいい気持ちになったのでした。

 

「生活のたのしみ展」が終わった後の今日のダーリンで(糸井重里さんが毎日書いてるエッセイ的なやーつ)、スタッフみんなが本当に頑張ってくれたけれど、それはブラック的な頑張り方ではなく、休みをしっかりとれるように人員をさき、期間中に必ず1人1回は休日があり、なにより終わった次の日は振替休日としてほぼ日全体を休みにする、その中で最大限頑張ったということが書いてあった。

それってすごいことだよなと読んでいてしみじみ思った。こういう期間限定のお祭り的なイベントって、どうしてもがむしゃらに頑張ってしまうし頑張らせてしまう。まぁ短期間だからいいやと無理をしがち。それだって、疲れはするけど十分楽しく満足してそのイベントを終えることはできるはず。それでもこのイベントではそうしなかった。きっとそれは、どんだけ耐えれても、無理は必ず跡に残るのだということだろう。それは目に見えなくても、しっかりと、澱のように、どこか感じ辛いところに溜まる。

からしっかりと休みを取る。しかもそれをトップが率先してやり全体に浸透させる。なかなかできないようなぁ。でも、まず自分たちが楽しめなくちゃ、周りをたのしませることはできないものね。

ほぼ日の行動指針、「やさしく、つよく、おもしろく」、この精神があるからこそ、楽しむための最大限が出せるのだろう。

 

そして、1人1回休みがある理由。それは、身体を休めるためはもとより、スタッフもこのイベントを楽しむ時間を作るためだという。やっぱ、すごいや。