「7日間ブックカバーチャレンジ」②
みなさん、こんにちわ。
「7日間ブックカバーチャレンジ」、2日目の本日はこちらになります。
端的に言えば、この本はラブストーリーになります。ただ、簡単にラブストーリーというには少し風変わりな内容となっている。といって、シンプルにここまで愛を突き詰めたラブストーリーもまた珍しいんじゃないかという気もする。そういう一癖も二癖もある作品。そう書くと途端に陳腐に感じられてしまうが。
物事とは、それ自体が重要なのではなく、それを起点とした過去未来、そこに至りそして続いていく道のり、そこをどう歩んでいくかが大事なのではないか。そんなことをこの本を読むと感じてしまう。そしてそれでいて、そこまでの時間の積み重ねも、来るべき一瞬の輝きには敵わないのだ。
木々の枝が重なり合う森に分け入っていくようなストーリーだ。しかしその森を一歩一歩進んでいった後の開けた青空は、なんとも清々しく心震える。