小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

立ち止まって一戻る

みなさま、こんばんわ。

 

今日はあいにくの雨、そしてだいぶ冷え込みますね。ここから1週間くらい天気がよくないみたいで…急に寒くなるのは身体に堪えますねぇ。。

 

この間ある演劇のワークショップ的なのに参加しまして、その時に感じたのが、自分の中での準備不足でした。

そのワークショップでははじめましての方とやり取りをしたのですが、そこで相手の方が出してくれた演技にうまく対応できなかったのが反省で。。どうにもやってやろう、うまくやってやろうが出てしまって気持ちをコントロールできず中途半端なことしかできなかった。

 

これが公演の稽古だとしたら、1度上手くいかなくてもだんだんとすり合わせていって丁度いいポイントを見つけられるのだけれど、短時間に何かを残さなきゃならないとした場合、その瞬発力みたいのが自分には欠けているみたいだ。時間をかけて作ることに慣れてしまって、次どうにかしたらいいんでしょと、どこか楽に考えてしまっていたのだと思う。でも大概のチャンスって一瞬なもので、それを掴むにはそのスピードに対応できるような力を瞬時に出せるかどうかで、その瞬発力って部分が僕には欠けているのだ。

 

そうなるとどうしたらいいんだといえば、しっかりとした実力、スキルを身につけるってことなのだろうなと思う。スキルがないからどうしたらいいかわからなくなる。スキルがないから、必要以上にやってやろうと意気込んでしまって、それで逆に自分を縛ってしまい窮屈にしてしまう。自分はこれこれこう出来るんだという地に足ついた実力に基づいた自信がなくてはならないのだろう。

 

そう考えれば、このところ今までの経験値を過信しての感覚的な芝居をしていた気がする。何故こうこうこういう演技をするのかという、裏付けを持った芝居ができていない気がする。そこなのだなぁ。一旦自分の芝居を振り返ってみて詳しく分析せねばなと思った。

 

そういった、当たり前といえば当たり前なことを気付かせてくれた、そんな機会を与えてもらえたことに感謝です。