春のタンまつり「名前のない名前を呼ぶ冒険」
みなさん、こんばんわ。
「たすいち春の短編まつり」、本日の振り返りは「名前のない名前を呼ぶ冒険」。
出演者は、僕、さんなぎ、白井肉丸。
初演は、劇王XIアジア大会 関東ブロック代表決定戦 港ヨコハマ・ライジング!の時ですね。4年前。
あの大会たのしかったなぁ。自分、中高と演劇部じゃなかったので、演劇で大会に出るってのが初めてだったんですよね。そもそも演劇が競い合うものなのかってのはさておき、大会のバチバチ感によるヒリヒリは堪らなかったなぁ。生きてるーって感じがした笑
あと横浜でやるっていう、東京じゃないとこで演劇をやるってのも初めてだったから、それも楽しかった。
楽しかったは楽しかったけど、作るのは大変だった、はず。いや、大変だったという記憶はあるんだけど、どう大変だったか、稽古がどうだったかの記憶がないんだよなぁ…楽しさで上塗りされてしまって笑
だから、いつかまたやりたいなぁって思ってたんですよね。なので、今回やるよってなって、これはやらねばとなったのでした。
「名前のない名前を呼ぶ冒険」、タイトル通りといえばタイトル通りなストーリー。主人公かのこが、同級生あずみと下の名前で呼び合える仲になるためのお話。それがまさかああも劇的になるとはっていう。妄想力、いや想像力の成せる技ですな。
感想にあげてくれる方が多くて嬉しい。正直あまり万人受けするタイプの作品じゃないのかなって思っていたけど、そうでもないのかも。
あと、主人公のかのこに共感する人が多いみたい。自分も、かのこちゃんの日常はすごく腑に落ちるんだよな。
見た方ならわかると思いますが、これはもうさんなぎさん祭りです。色んなさんなぎさんが見れるので、さんなぎさんファンは必見なんじゃなかろうか。
さんなぎさんのすごいところは、引き出しが多い、というよりも、武器が多いところ。銃も刀もヌンチャクも、なんでも使いこなせまっせって感じ。引き出し開いて、じゃあこの武器取り出しますか、ああこれは有効じゃない、それではこちらの引き出しのこの武器を使いましょうって感じで、どんどん武器を出してくる。その姿勢はすごく眩しくて、そして共演者としてはすごくやりやすかった。
肉さんはもう、あの存在がすごいよな。おれお客さんだったら肉さんでずっと笑ってたと思う。前回よりも圧が増していた気がする。それでいてあの最後の可愛さ。むしろ圧があるからあの可愛さに繋がるともいえるけど、その一貫してのあずみ感がすごい。
僕はもうスポーツでした。スポーツをやっていると思ってやっていました。でもあそこまで演劇することもそうないから、やっぱり楽しいんだよな。
この顔、やばくない。
(写真:奥山郁)