小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

こねくり回して考えて

みなさん、こんばんわ。

 

本日、稽古でございました。

まだまだはじまりであり、日頃とは勝手が違う中での稽古、探り探りな状況であります。稽古自体が久しぶりってのもあるし、はてさて芝居ってどうやって作っていたのだろうという。

 

ただこれは後向きな話ではなくて、自分の中ではいい感じにこなれていない原点に立ち返っている感があるのですよね。シンプルに芝居を楽しんでいる感じ。向き合えている気がするのよなぁ。

 

楽しいということを心から実感していいのか躊躇いを感じないわけにはいかない今の時勢、気付けば自分の気持ちを抑制しようとしているような気もする。もっと何か大義名分を背負わなくてはならないんじゃないか、なんて、下手に自分に十字花を背負わせて悦にはいろうとしたり。そんな自分はできた人間でもないのに、格好ばかり畏った顔をしてやいないか。

 

そんな自問自答の末にも、楽しいってシンプルな気持ちの前では従順で、僕はあるがままに今のよい環境を享受している。

 

ここまで来るのも、今この時も、これから先のことも、当たり前なんてのは保障がなくて、でも考えてみれば当たり前でないことが当たり前なのかもしれない。禅問答かいな。

 

ようは稽古が楽しいってことを言いたいのです。まだ本番まで1か月近くあるので、これからもじっくりしっかり楽しんでゆくのだ。