小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

終わったよー!!

みなさん、こんばんわ。

 

11月27日から本番でした、「舞台リチャードの指輪」、12月5日に劇場での公演を無事終了いたしました!

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ご来場くださいましたお客様、またこの公演に関わってくださった全ての方に御礼申し上げます。

 

今回、はじめましての現場であり、はじめましての方々ばかりの座組ということでめちゃくちゃ緊張していた。しかも絵本原作の作品ということや子役がいるっていうことの初めてもあって、普段との違いに不安はあった。でも終わってみればいつもと同じように楽しい公演で、緊張や不安も今考えればいい思い出だ笑

 

さて僕は今作で、タイトルにもなっているリチャードのおじいちゃん時代をやりました。

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おじいちゃんメイクもしまして、どうですかおじいちゃんに見えますかね。

 

このおじいちゃん役ってのが中々大変でしたね。単純に歳取った演技をすればいいかといえばそうでもなくて。かといってやらな過ぎると伝わらない。さじ加減というか、どう自分の中に歳を取った要素を落とし込むか、そこにすごく苦労しました。

これまで何回か自分の年齢以上の役をやったことはあったし、たすいちでもおじいちゃんをやったりしたけど、老けメイクしてちゃんと歳を感じさせるおじいちゃんってのは初めてだったので、本番の幕が上がるまで正直全然役が固まらなかった。それをどうにか自信を持ってやれるようになったのは、相手役のとんかさんとのやり取りであったり、みんなが紡いでいる演技の流れや芝居の仕方だったり、逆チームの老リチャード役の迫田さんの演技だったり、そういう外部からの刺激を借りまくったからであった。外部からの刺激でせっせと役の形を作ることでようやっと舞台に立つことができたのでした。

 

というようにですね、今回の作品はみんなで作ったという感覚がいつも以上に強いものだったなと思う。演技の面だけじゃなく、物語を進めるにあたって、一人一人が縦糸横糸となってタペストリーを織るように、しっかりと意識しあって本番をやれた気がする。それは目に見える表の部分だけでなく裏でも、各々が相手相手を意識してやれたんじゃないかなと思うのです。

 

そういう部分での楽しさはもちろん、あと学ぶ事が多かったという部分でも楽しい公演でした。

はじめましての方々ばかりと上に書いたように、それぞれの演技もまたはじめましてなわけで、その演技に接したり見たりするだけでも勉強になったし、役者としての有り様だったり演劇に向かう姿勢だったり、そういう面でも勉強になった、というか襟を正さねばいけないなと思ったのでした。

 

あとはやはりシンプルにお話がいいですよね。

見ていただいた人はわかるかもしれないですが、劇的なお話ではないし、彼ら彼女らももしかしたら劇的だと感じていないことも、でもそういう事柄の方が思い返してみたら自分にとっては忘れられない出来事だったりして、だからそういう劇的を内包した出来事たちにぐっと心動かされる物語だったなと思うのです。

 

どう心動くかはぜひ本編で確認して欲しい…ということで、劇場での公演は終わりましたがまだ配信がございますよ!

2021年を「舞台リチャードの指輪」で締め括ろう!

 

アーカイブ配信チケット〕

3000円
水も滴るレディcompany 【Confetti Streaming Theater】◇レンタル動画◇ 舞台リチャードの指輪☆配信チケット | カンフェティ [演劇やクラシックのチケット情報満載]
アーカイブ期間:2021年12月12日〜31日

 

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