小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

「Re:LIFE〜リライフ〜」

みなさん、こんばんわ。

 

先日、「Re:LIFE〜リライフ〜」という映画を見た。ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディ。僕、ヒュー・グラント好きなんですよね。

 

あらすじは以下のよう

 

若くしてアカデミー脚本賞を受賞した脚本家のキース(ヒュー・グラント)は、その後15年間全くヒット作に恵まれず、いつしかハリウッドにも見捨てられてしまっていた。そんな彼に唯一残された道は田舎(ニューヨーク州ビンガムトン)のビンガムトン大学で脚本家志望の学生たちの講師になるというものだった。渋々この仕事を引き受けたキースだったが、就任早々学生に手を出すなど、好き勝手な振る舞いばかりで全くやる気を見せようとはしなかった。しかし、学生たちの脚本にかける真摯な思いに触れることで、いつしか自身も失いかけていた情熱を取り戻していく。

(Wikipediaからの引用)

 

あらすじだけ見るとなんともお決まりな話である。そして実際見てみても、どこかで見たことあるようなハートフルな話なのだ。でも、今はこういうのがとても落ち着く。

 

この映画のいいところは、なんといっても主演のヒュー・グラントだ。落ちぶれた脚本家が田舎に行って再起する、そういう話って主人公に悲壮感や物悲しさが付きものだったりして、実際この映画の主人公も残念な感じなのだが、それをヒューが演じると、元来の爽やかさなのかじめっとした感じがなくてすんなり見れる。いつまで落ち込んでても仕方ないよねと、前向きな気持ちにしてくれる。

 

それでいて、アメリカのこの手の映画にありがちな、やたら前向きで人生とは素晴らしいを謳ったものとも違う。それは、舞台がアメリカでありながら主演のヒューがイギリス人だからなのかもしれない。英国仕込みのウィットに富んだ話っぷりで、いい感じにアメリカンハピネスからずらしてくれるのだ。

 

あと、周りの役者さんの演技もいい。地に足がついている、ちょうどいい塩梅なのだ。

 

よーし映画見るぞーって意気込んで見るというよりも、なんか疲れちゃったな気持ち穏やかになりたい、みたいな時におすすめの映画です。