特別なんてことはない
みなさん、こんばんわ。
「サイキックバレンタイン」本日3日目終了しました。
ご来場くださいましたお客様、まことにありがとうございました!
本番を折り返しまして、あらためて作品について思いを馳せると、超能力って本当になんなんだろうなって思う。
超能力。使えない普通の僕らからしたら、すごく羨ましい力だ。それがあればきっと何か可能性が広がるのかななんて思わせてくれる。
でもこの「サイキックバレンタイン」に出てくる彼らは、超能力という個性があるだけで僕らと何にも変わらないような日々を過ごし、悩みを抱えていたりする。超能力という特殊な力があったとしても、それだけでどうこうならないのが人間であり僕らの世界なのだな。
僕たちの先祖は、生活しやすい森を追い出されたことでやむなく二足歩行をすることになった。所謂負け組だ。二足歩行するようになり脳が発達し、色々と考えられるようになった。でも脳が発達したことにより、今まで抱えなくてよかった様々な悩みを抱えなくてはならなくなった。負け組としてどうにか生き抜くために得た知能も、それによって苦しんだりすることがあるっていうのが、なんとも切ない運命である。
サイバレのみんなもそうだ。超能力という僕らが喉から手がでるほど欲してしまうような能力を持っても、人間そのものが劇的に変わることはなく、むしろその超能力によって悩み苦しんだりする。なんとも難儀な生き物だな、人間。
でもそんな悩みを抱えながらも、サイバレの彼彼女らは、必死にしっかり生きている。そこを楽しんでいただけたら嬉しいです。
超能力があっても特別じゃない。僕らと何も変わらない。
これはしっかりとした人間関係の物語。「サイキックバレンタイン」
みなさま、ぜひ見に来てください!!
下北沢演劇祭参加作品
たすいち第32回公演
「サイキックバレンタイン」
2月19日(水)~23日(日)
@下北沢小劇場B1
エンタメ×サイキック演劇!
-私たちは 少しずるい方法で 繋がっていく-
公演詳細
http://tasuichi.wixsite.com/tasuichi
ご予約はこちらより