小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

ハイランドを夢みて

みなさん、こんばんわ。

 

いつの日か着てみたいなと思っている服がある。

インバネス・コート」だ。定期的に着たいなという気持ちが出てくるのだ。

インバネス・コート、ご存知ですか? ロング丈で肩にケープがついているものです。シャーロック・ホームズがパイプくわえて鹿撃ち帽かぶってそしてこのコートを羽織っている、そんな姿を見たことある方は多いのではないでしょうか(実際の小説には、そのような格好をした描写はありません)。

 

日本だと、とんびコートって名前で有名だったり。和装に合うコートとして、昭和の文豪やらバンカラ学生が羽織っていたみたい。

 

もともとはスコットランドのコート(インバネススコットランドの街の名前)。雨除けのために、コートの肩にケープがついているんだそうです。あちらは天気がころころ変わるから、そういう仕様が必要だったんですね。

 

今着ても、服に着られちゃってる感じで似合わないとは思う。だから、もう少し歳を取って枯れてきたら着てみたいなと思うのです。それに、今すぐ必要ってわけでもないし、どうしても欲しいってことでもないので…笑 でもそう、どうしてもじゃないけれど、いつかは必ず着たいのだ。

 

インバネス・コートを着る時は、ホームズのコスプレみたいに鹿撃ち帽と合わせたい。それか和服着て昭和の文豪を気取りたい。そういう、実用性とは違う個人的楽しみで着るってのは面白いなぁ。

 

きっとあと何日かしたらインバネス・コートに夢中だったことを忘れてしまう。そして随分してからまた思い出して、インバネス・コートを着ている姿を妄想したりする。そうやって歳を取って、いつか似合う日がくる(はず)。そういう人生もまた乙なもんだな。