小太刀賢のアーティチョーク茹でました

役者・小太刀賢が、日記のような週記のような、日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくるブログです

一人は孤独じゃない

みなさん、こんばんわ。

 

僕は一人っ子でして、小さい時から一人で遊ぶのに慣れていた。というより、それが当たり前だと思っていた。学校に行けば友達がいて、もちろんその友達と遊んだりするわけだけど、基本的には家では一人で(親はいるけどね)、だから一人遊びは苦じゃなかった。

 

一人遊びは苦じゃないし、一人でいることも嫌いじゃないけれど、一人カラオケとか一人焼肉とかそういう、一人〇〇は勝手が違って、やるのには多少の抵抗があった。

やっぱりね、それはそれこれはこれっていいますか、人数がそれなりにいて楽しいものって、なかなか一人でやってみようとはならないですよね。

 

はじめて一人カラオケをしたのは大学の時で、それは確か終電を逃してやむ負えなくだった。始発までの4〜5時間をカラオケで過ごす。お酒が入って眠いはずなのに、カラオケに一人でいることになんともいえない高揚感があって、それはどこか背徳感にも似ていた気がするけれど、朝まで目が冴えたまま気まぐれにいれた曲を歌っていた気がする。

 

そこからは、一人〇〇にあまり抵抗がなくなってきた気がする。あっでも、一人焼肉は行ったことないな。まだ自分の中で、焼肉=みんなでわいわいするものっていうイメージが強いんだな。

 

でもね、実は一人ディズニーはしたことあるんですよ、アフター6ですが。

成り行きで(どんな成り行きだ)行くことになったんですけど、いやぁあれはよかったですよ! ディズニーこそ、みんなで楽しむ場所の最たるものと思っていたので、そこを一人で楽しむという、何か抜け駆けをしているみたいなドキドキわくわく感が味わえてよかったのです。

 

そう、一人〇〇をすると、世界が広がる気がする。

それは、一人で楽しむことができる場所が増えるという単純な行動範囲のことだけじゃなくて、もっと気持ちの問題といいますか。

みんなで楽しむのが当たり前だと思っていたもの、どこか一人でやるべきではないと決め付けてしまっていたもの、それらを一人でやってみると、自分の中にあったそういった常識みたいなのが破壊されて、自分の価値観がうまいこと揺れる気がする。

なんだ、やっていいこといけないことって自分が勝手に決めてるだけなのだと、そんな当たり前だけど見落としていた部分に気づけて、自分の視野が広がって世の中がより面白く見えてくる。

 

なのでみなさまも、もし機会がありましたら一人〇〇してみてはいかがでしょう。単純に楽しいですし、より世界がクリアに見えてきますよ。

さ、僕も一人焼肉やってみよ。